国語力アップの重要ポイント
今日は国語です。
偏差値が50前後の生徒が60までアップさせる方法は気になると思います。
偏差値50の子は、「この実力が自分のセンスなんだ」と見切りをつけて諦めて国語に手をつけなくなる子が多いです。自分の元々の読解力はこの程度で、これ以上身につくことはないと勝手に判断してしまいがちです。
正直、勉強すれば読解力はちゃんと上がります。
しかし、国語は他の科目と比べると少し時間がかかってしまいますし、力がついてきている実感も感じにくいです。読解力は今日一日だけ訓練をして明日、劇的に力がついているという状態はありえません。分からないくらいすこーしずつ力がついております。
では、どのように訓練をすれば読解力がついてくるのか。以前にも読解力のお話をさせていただいているので、重複してしまうのですが、
とにかく丁寧に読んで理解していくことです。特に評論のような普段の会話で出てこない言葉が連なって出てくる文章は慣れていない段階から早く読もうとしても難しいです。ゆっくりと読んで作者が伝えたい趣旨をきちんと理解できるよう努めます。
そして数をこなします。問題集で慣れていくもよし、本を読むのもよしです。
とにかく普段から意識して丁寧に理解するようにすることです。徐々にスピードはついてきます。
そして、問題の解き方は極々当たり前のことですが、質問に対してきちんと答えることです。案外これができている人は少ないです。
普段の会話の中で、できている人も少ないです。
例えば、
「宿題した?」という問いに対して「家に忘れた」と答える子がいます。
これは答えになっていません。日本語としては不適当です。
あくまで宿題をしたのかどうかを聞いているのであって、宿題を持ってきたかどうかは聞いておりません。こう答える人は勝手に質問をすり替えているか、次に聞かれるであろうことを想定してスキップして答えています。
確かにこれは普段のコミュニケーションにおいては必要な場合も考えられます。
しかし、国語の世界では一切通用しません。
問題文では、抜き出しなさいと書かれているのに、自分の言葉を書いたり、
特に多いのは小説文で、登場人物の心情を答える問題で、勝手に自分の気持ちを作り出して主観的に答えてしまうパターンです。あくまで文章中で書かれていることをヒントにしてその人物がどのような気持ちを抱いているのかを考察する必要があります。
この心がけは国語において非常に重要です。
今日から人とお話しする時は少し意識して、相手の聞いていることに対して的確に答えるということをしてみてはいかがでしょうか。きっと読解力の構築の手助けになると思います。
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