宿題の真髄
学校や塾というと宿題があるものという認識が強いと思います。
宿題の意味を本当に理解しながらこなしている子はどれだけいますでしょうか。
ウィキペディアでは、「学校教育等において、教師が児童・生徒・学生に課する自己学習の課題のこと」と記されております。
ごもっともですが、ここでは「宿題をこなす意義」という点に着目してお話をしたいと思います。
まず宿題の意味を学校の先生や塾の先生など宿題を課する側から検討したいと思います。
学校と塾では宿題の意味が異なる部分があります。
学校では、宿題や提出物の出来具合によって成績が左右されます。
たとえば、A君とB君は課せられた宿題をしたが、A君は宿題を提出したが、B君は提出しなかった場合、テストで同じ点数をとってもA君の方が良い成績をつけられてしまいます。
この部分の宿題の意味というのは、一定期間までに一定量の課題をこなすことができるかどうかという意味合いを持ちます。社会人になれば、与えられた仕事を決められた納期までにきっちりとこなすことが当たり前のように求められます。そのための訓練の一つとして課せられるものとして重要な位置づけになっております。
塾の宿題の意義は違うものになります。
もちろん、塾であっても先に述べたような意味のために宿題をこなすということも非常に有意義なものになることは間違いありません。
しかし、あくまで学習塾が重要視しているのは成績の部分です。
「その宿題をこなすことによって学力が高められる」という意味合いを持つということです。つまり宿題をこなす目的は学力を高めることということになります。
ですから、宿題を提出しようがしまいが、こなすことによって学力が高められたのならば0Kということになります。
ところが、何か勘違いをしてしまっている宿題を出すのが大好き塾の先生が一定数いることに塾長は疑問に感じている今日この頃です。提出をしなかったからといってあたかも学校の先生のように生徒に怒るという愚行を起こす人がいます。
指導者として目的と手段を大きく履き違えているというのは見ていて片腹痛くなってしまいます、、。
では、リライアンスの塾長としての宿題の意味を語ります。
先ほど述べた、学校における宿題の意義と、成績アップの意義を兼ね備えたものを目指します。
「それによって成績が上がることと同時に学習頻度が増えるような習慣づけによって成績を上げる」です。
宿題の真髄は自学自習の習慣づけにあると考えてます。
宿題が与えられているものという感覚があるうちは自習時間が増えることはないでしょう。自習時間を確保せず、授業を聞いているだけで成績が上がることはまずありません。これは断言できます。
また、やらされている勉強ではそれ自体も身にならないですし、宿題をこなすこと自体が目的の「作業」と化してしまいます。
塾では提出義務はないですし、成績評価という概念もありません。
成績が上がることが第一目的です。
そういった塾としての立ち位置を理解した上で、最善の指導ができるよう日々奮闘しております。
学生たちはたとえ課されているものだとしても、自分のためにこなすんだという自主意識を持って取り組んでみると違ったものに見ることができると思います。
個別指導塾リライアンス https://www.reliance-kobetsu.com