隠れB判定パートⅡ
五木模試の結果が返ってき出している頃かと思います。
みなさん、どうだったでしょうか?満足のいく成績の子もいればそうじゃない子もいることでしょう。もちろんです。受験は競争です。誰かがトップを取り、誰かがビリを取ります。1点を競うシビアな戦いです。
さて、去年にも五木模試の話をさせていただきました。タイトルは「隠れB判定」。
D判定を取ったとしても、それは潜在的にはB判定であるというお話です。
この時期から追い込みをかけて、残りの期間でさらに上げていくことは可能なのかどうか。
はい、可能です。
短期間で点数を上げやすい科目ランキングを記します。理由も同時に示します。
1位 社会(本当に暗記するだけ。複雑な要素ほぼなし)
2位 理科(ほぼ暗記、計算要素もたかがしれている)
3位 数学(応用問題までこなせるようになるのは難しい。基本ができるだけでだいぶ印
象は変わる)
4位 英語(問題構成のほとんどの配点は長文が占める。長文というのは単語、文法とも
に覚えた上で、長文読解の練習をしてやっとできるようになるもの)
5位 国語(知識を習得することのみで点数を上げられる要素ほぼなし。文章読解力は1
日2日 では、まあ身に付かない)
いかがでしょうか。これから勉強していく上で優先順位が浮き彫りになったでしょうか。
以前、どこかの記事でも述べましたが、全員が全員そういうわけではなく、例えば英語であれば単語力、文法力があるが長文が読めないという子に関しては点数アップの段階を既に経ているのであとは演習を重ねるのみなので短期間でも上げていけます。
大体の受験生が当てはまる上げやすいランキングは以上の通りです。
得意不得意もありますが、参考にしてみてください。
さて、今回もまた以前好評いただきました記事「隠れB判定」の時と同様、うちの塾のある生徒の結果を元に判定解説していきたいと思います。
まず先におさらいです。
五木模試の判定基準は以下の通りです。
A判定・・・まず心配ない、上位合格のはず
B判定・・・ほぼ安全圏
C判定・・・ボーダーゾーンで合格は五分五分
D判定・・・危険率が高く、発奮が必要
E判定・・・志望校(学科)の再考が必要
私、いつも思うのですがB判定とC判定の間の判定基準が大きすぎるのではないかと、、。
今回の生徒は第一志望、C判定でした。
しかしあと3点でB判定と出ております。
あと3点、、、でほぼ安全圏。しかし現状Cだから、合格率は五分五分、、。
う〜〜ん、、。言いたいことわかっていただけますよね。
本音は、「もうBやん!」ですね。
そしてこの子は内申点がすごく優秀な子です。成績表の一番下の欄に合格可能性の様子というものがあります。
これは本当の内申点を計算した上で、今回の偏差値をそれと照らし合わし、さらに精度の高い判定を打ち出せるものです。その結果、この子はきっちりB判定に格上げされました。
なおかつ、残りの期間、「猛追い込み」をかけていければさらに堅固なB判定となるでしょう
厳しいことを言います。今この段階でE判定の子、諦めましょう。第一志望というのは、基本的にA、B、C判定の子たちが受験します。E判定では残りの期間ではどうもひっくり返しようがありません。きっちり志望校を再考しましょう。ここでのE判定は正確です。
次にD判定の子、理科社会はできなかったでしょうか。できなかった上でD判定だった、、
はい、おめでとうございます。あなたは「隠れB判定」です。
ランキングに示した通り理科社会上げられます。あと何点でB判定と示されていると思います。案外遠い数字ではないです。あと20点でB判定だった場合、理科と社会10点ずつ上げるだけ。正答数にしてそれぞれ4、5問ずつ増やすだけ。それだけでB判定です。
どうでしょう。頑張った分だけしっかり点数に反映されやすいのであれば頑張ってみようという気になりませんか。
ここで、「よし、それなら頑張ろう!」と思える人はB判定です。第一志望にこだわりましょう。C判定の人ならなおさらです。
さーて、いよいよです。12月です。やる気があるないの話ではなくなりました。もうやるしかありません。ここ一番、今までにないくらい猛烈な勢いで頑張りましょう。大きく結果が変わってきます。
この記事を見ているあなたなら絶対に頑張れます。ライバルたちをぶっこぬきましょう!