なんか勉強したくなる毎日塾長

学生・社会人、みんながこれを見るとなんか勉強したくなるブログです。

目的と手段

目的と手段を意識して勉強することが大事です。

 

勉強することの目的は、成績を上げる(勉強ができる)ことだとします。

そうすると勉強することは手段となります。

 

しかし勉強することが目的化してしまっている場合が多いです。

例えば、宿題です。

学校から宿題を出されて、それを提出しないと先生に怒られるから宿題をするというのであれば、それは先生に怒られないようにするという目的で、宿題をするという手段を行使しています。

この構図(目的と手段の関係)は、学校の先生が勘違いしてしまっているケースもあります。

先生の言う通りにしない子を怒りたがります。本来、宿題を勉強ができるようになってもらうためのものとして位置付けているのであれば、宿題をしていなかったとしても成績が良いという目的が達成できていれば問題ないはずです。

しかし、成績を上げるという目的のための手段としての勉強という考え方は、塾講師としての立場でそう仮定しているだけなのでご了承ください。

塾講師をしておりますと、家で勉強できるように問題プリントを渡しますが、翌週に「前渡したプリントできた?」と聞くと、申し訳なさそうに「持ってくるの忘れた」と答える子がたまにいます。これは、成績を上げる(勉強ができる)ための宿題という位置付けなので、その問題プリントを持ってきたのかどうかには塾長は興味がありません。そのプリントをすることでその部分を理解することができたかどうかが重要なのです。

そうすると本当はしていないのに、したとウソをつく子が出てくるんじゃないかという意見が出てくると思います。

もしその意見を同業である塾講師の人が主張したとすると、単純に塾講師としてのレベルが低いのだと思います。

その子を日頃からきっちりみてあげていれば、ウソをついているかどうかなど簡単にわかることなので、いちいち持ってこさせてチェックする必要もありません。

そもそもそのようなウソをつくということは、この目的と手段の考えが生徒に浸透していないということです。つまり宿題という目的を使って勉強ができるようになるという指導が行き届いていないということです。ウソをつく子は多くの場合、怒られるからウソをつきます。生徒が塾の宿題をしなくて思い通りにしてくれなかったからといって塾講師が怒る理由は最も理解に苦しむところです。

そしてウソをつかれるような信頼関係しか築けていないということです。

しっかりと日頃から生徒たちが塾に通っている意味や、勉強することの意味を見出してあげ、その上でモチベーションを上げてあげられるような策を打ち出します。それも塾講師として非常に大事なお仕事だと痛感しております。

何をするにおいても目的と手段を常に意識して実行に移すことは個のパフォーマンスを上げるために非常に大事なことだと思います。一度、手段自体が目的化してしまっていないか考え直してみるのも良いと思います。

 

今日は少し辛口な記事になりましたが、塾長が感じていることを綴らせていただきました。ご愛読ありがとうございます。

 

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